毎日筋腫、時々禁酒。~子宮筋腫腹腔鏡手術の記録~

30代半ばで子宮筋腫の腹腔鏡手術を受けた記録です。(リアルタイムではなく後から思い出して書いています。)

入院2日目(手術前)。

平成30年5月8日(火)

猛烈なOPP(お腹ピーピー)から一夜明け、手術日を迎えました。

昨夜21時以降絶食の私に朝ご飯はありません。代わりに看護師さんがワゴンに乗せて持ってきたのは

 浣腸

うん、そうだね。昨日の説明でも「手術日の朝浣腸しますね」って言ってたもんね。有言実行。計画どおり。

 

たださ、浣腸の本来の用途って便秘の解消とかだよね?私もう昨日からOPPなわけ。完全にオーバーキルだよね。焼け野原に火を放つようなもんだよね。どうする?それでも貴方は…する?

 

うん。するよね。そりゃそうだよね。

 

もしかして四つん這いになって「オラもっと尻上げろ!」と言われたりするのでは…?と不安になりましたが、「じゃあ窓の方を向いてこちらにお尻を向けて横になってくださーい」という何とも優しいポーズ。スヤスヤ眠る乙女のような体勢です。尻が丸出しでなければ。

薬が入ってくるのも違和感はあるものの、我慢できる範囲。

先人たちのブログを見ると「最低3分は我慢してくださいって言われたけど1分が限界だった」とか書いてあるわけですよ。

3分ってあっという間じゃない?朝仕事に行く支度してて「あと3分あるから間に合う!」って思ってストッキング履いて時計見たら4分くらい経ってることない?

 これは10分くらい我慢できちゃうんじゃない?と昨夜のOPPをすでに忘れて余裕こいていると看護師さんから「3分を目安にがんばってほしいけど、無理そうならトイレ行っちゃっていいですよ~。この部屋トイレ遠いから、トイレで待機した方がいいかも。」と言われたので、とりあえずケータイでストップウォッチ起動してトイレに向かい始める。

 

遠いって言ってもほんの数メートル先のトイレが、フルマラソン走った時の35km以降が無限に感じるアレとほぼ同じ。

1分も我慢した先輩たちの肛門括約筋屈強過ぎない?結局私のストップウォッチ1分15秒でギブアップでした。

 

尻の調子が整ったところで髪を結び、前日に渡された手術着と紙パンツに着替える。紙パンツってもっと紙エプロンと同質のものを想像していたけど、意外となめらか!

9:00ちょうどに手術室に到着。

 シャワーキャップみたいなのをかぶると「前髪とか気になったら整えて大丈夫だからね。」と看護師さん。マジ天使。でもオイラ、美意識とか病室に置いてきたからさ!

自力で手術台に上がります。

「点滴の針刺しますよー…あれ?よっ!ん?ダメか。」

ダメかってなんだダメかって。

「腕ダメだったんで手の甲刺しますねー。こっちは痛いですよー。」

何その悲しい宣告。

 

そういえば希望すると手術前に好きな音楽かけてもらえるんですって。どうせすぐ寝ちゃうから特に希望しなかったところ、

♪「決戦は金曜日」DREAMS COME TRUE

が流れてました。30代女性の好きそうな曲をチョイスしてくれたのかしら。まあ、好きです。むしろ初めて買ったCDこれです。

 

ふふってなったところで麻酔開始。

頭の芯が痺れて、

あー・・・これ・・・テキーラショット3杯目くらいの感じ・・・

と思いながら眠りにつきました。